アスベスト対策工事

「安心・安全」を第一に
施工します

アスベスト除去レベルと作業内容

アスベストの除去工事では、アスベストの飛散リスクや粉じんの発生しやすさに応じて作業を1~3のレベルに分類し、それぞれのレベルに適した対策を講じて施工を進めます。最も飛散リスクの高いレベル1の作業では、作業エリアの完全な密閉・隔離や徹底的な暴露防止措置、作業員に対する適切な保護具の着用などが必要となり、極めて高度な技術と注意を要する作業となります。

レベル建材の種類飛散性作業内容主な用途/場所
レベル1吹付けアスベスト
吹付けロックウール
(アスベスト含有)
高い飛散性• 作業場所の隔離
• 負圧管理
• 防護服着用
• 湿潤化処理
ビルの天井
工場の屋根裏
体育館の天井
レベル2断熱材
保温材
耐火被覆材
中程度の飛散性• 湿潤化処理
• 隔離養生
• 呼吸用保護具
• 適切な廃棄処理
配管の保温材
ボイラー周辺
煙突の断熱材
レベル3スレート板
ビニル床タイル
成形板
低い飛散性• 破砕防止処置
• 湿潤化処理
• 適切な取り外し
• 清掃・廃棄
屋根材
外壁材
床材

WORK FLOW
施工の流れ

STEP
事前調査
  • 事前調査
    (建物全体を調べます。どこに何が使われているのかを調査します。)
  • 作業計画書作成
  • 諸官庁届出 作業開始の14日前
    ・管轄地域の環境課 特定粉じん排出等作業実施届出書
    ・労働基準監督署  建設工事計画届
STEP
隔離養生
  • 看板の設置
  • 養生
    (作業を行う部屋全体を、指定されているプラスチックシートで、壁、床、天井、窓、扉などすべて覆い、隙間ができないようにテープなどでしっかりと固定します。これにより、アスベストの粉塵が外部に漏れ出すのを防ぎます。)
STEP
機材設置
  • クリーンルームの設置
    (防護服や防塵マスクに付着したアスベストを取り除き、エアシャワーで、体に付着したアスベストの粉塵を吹き飛ばし、外部へ持ち出されないようにします。)
  • 負圧除塵装置の設置
    (作業エリアを常に外気よりも低い圧力に保つことで、作業中にアスベストの粉塵が外へ漏れ出すのを防ぐ装置です。)
  • 作業開始前、行政による確認検査
    (作業開始前、行政による確認検査があります。)
STEP
除去作業
  • 粉塵飛散抑止剤散布
    (アスベストの粉塵が舞い上がらないようにする薬剤を、霧状にして吹きかけます。)
  • 吹付石綿除去作業
    (スクレーパー、ブラシなどを使い手作業で石綿の除去をします。)
  • 粉塵飛散防止剤散布
    (空気中に舞い上がる粉塵を固めて、飛散するのを防ぐための薬剤です。)
  • 最終測定
    (養生を開放する前に、室内に石綿繊維が残ってないか確認します。)
STEP
専門容器での廃棄物処理
  • 廃棄物袋詰め
    (除去した石綿や、隔離の為に使ったシートなどは、専用の廃棄袋に入れ、2重梱包して処分します。)
STEP
最終清掃・作業完了
  • 養生解体
    (撤去した養生は、アスベストと同様に、二重の密封処理)
  • クリーンルーム解体
    (クリーンルームを解体し、設置した機械類も搬出)
  • 最終清掃
    (HEPAフィルター使用の真空掃除機を使って、隅々まで清掃します。)
  • 除去作業完了
  • 廃棄物処分
  • 完了報告書の作成と提出

レベル2(断熱材・保温材)
レベル2の工法

諸官庁への届け出はレベル1と同じく作業開始14日前の届け出が必要です。
一部例外があります。(非石綿部切断除去工法)

ウォータージェット工法

超高圧ウォータージェット工法は、ポンプで圧力を高めた水を、細いノズルから勢いよく吹き付け、アスベストや古い塗膜などを除去するのに使われます。この方法は、火花が出ず、粉じんの飛散も少ないのが特徴です。
煙突内部の耐火被覆材を剥離する時に使われます。

グローブバック工法

グローブバッグ工法は、配管などの狭い範囲にあるアスベストを安全に除去するための工法です。

この工法は、除去する部分だけをグローブバッグと呼ばれる専用の袋で密閉します。袋には作業用の手袋が一体化しており、作業者はバッグの外からこの手袋に手を入れて、内部のアスベストを取り除きます。

非石綿部切断除去工法

非石綿部切断除去工法とは、配管の石綿が使用されている部位を養生し、飛散抑制散布材を塗布し、石綿含有物の含まれていない箇所で切断除去を行います。

こちらの工法では、労働基準監督への届け出が必要です。(作業開始14日前)

レベル3(仕上塗材)
レベル3の工法

剥離剤併用手工具手ケレン工法

アスベストを含む塗膜の表面に専用の剥離剤を塗ります。
剥離剤が塗膜に浸透し、塗材が柔らかくなったら、スクレーパーやケレン棒などの手工具を使って、塗材表面を剝がします。
剥離剤は、環境配慮型の剥離剤を使用します。

集塵機付きグラインダーケレン工法

この工法は、塗材などをディスクグラインダーで削り取り、同時に発生した粉じんを集塵機で吸引する方法です。グラインダーに専用のカバーと集塵ホースを取り付けることで、作業中にアスベストが空気中に飛散するのを防ぎます。

湿式サンダー工法

湿潤しながら研磨し同時に吸引することで、飛散のリスクを抑えます。
回収した剥離物はフィルタで分離、水はろ過され再利用されます。

安心・安全なアスベスト除去工事をお約束いたします

最新の安全基準に完全準拠した施工体制

大気汚染防止法・労働安全衛生法に基づき、最新の安全基準を徹底遵守。万全の安全管理体制で施工を行います。

石綿作業主任者などの有資格者が責任を持って対応

豊富な経験を持つ有資格者が現場を統括。専門知識と技術力で確実な除去作業を実施いたします。

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初回相談から工事完了まで、専任担当者がお客様のご不安やご質問に親身になってお応えいたします。

行政届出から完工報告書提出まで
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